ゲームウォッチとは

ゲームウォッチ(GAME&WATCH)は1980年に任天堂から発売された、携帯型液晶ゲーム機のことで、任天堂初、つまりは世界初の携帯型ゲーム機となります。
ひとりでも場所を取らずに、機能的で愉快なゲーム機が参上したわけです。ゲームをしないときは、時計の代わりになることでゲームウオッチの名前がつきました。
ゲーム内容はゲームソフト自体が本体に内蔵のROMに書き込まれていますが、1個のゲーム機には1個だけのゲームソフトが、書き込まれているだけで他のゲームをすることはできません。
液晶画面は単色(モノクロ)で、キャラクターの表示は位置や形によっては固定型されています。初回発売シリーズの5作品以降からは、2画面の折り畳み式のマルチスクリーンでカラー液晶を採用、「テーブルトップ」「パノラマスクリーン」でカラーも4色も取り入れています。これが今のニンテンドーDSの原点になるのです。

ゲームウォッチの第1作、名作「ボール」

ゲームウォッチの第一作は、1980年4月28日発売の「ボール」です。
メーカー希望小売価格は5800円です。
ゲームの内容は、キャラクターの左右の腕をコントロールしながら、お手玉のように空中を飛び交うボールを受けては跳ね返すことをリピートするという単純なゲームで、ボールを地面に1回落としただけでゲームオーバーになります。
ゲームの仕様は、『GAME A』と『GAME B』の2つのモードがあり、『GAME A』ではボールを2個、『GAME B』ではボールを3個が使われ、ボールを受けるとそれぞれ、1点、10点が加算され、最高得点になるとそれぞれ999点、9990点になります。
また、『GAME A』では10点毎に、『GAME B』では100点毎にボールの移動速度が上がります。しかし、『GAME A』で100点毎に、『GAME B』で1000点毎になると、移動速度が少しずつ段階によって落ちます。
今考えれば単純すぎるゲームですが、発売当時の衝撃は相当なものでした。

ゲームウォッチ進化論

ゲームウォッチが考案されたのは任天堂の開発者であった横井軍平氏が暇つぶしに電卓のボタンを押して遊んでいる人を見てひらめいたのです。
最初はビジネスマンや大人が電車などで息抜きに遊ぶのが目的で、ワイシャツのポケットに入るくらいのサイズに作られ、ゲーム内容もシンプルで時計付きのものを作ろうと考案されますが、発売時の購買層が小中学生だったのでゲーム性を重視したものになり、ゲームウォッチは1個のゲームソフトが内蔵されているだけで数種類のゲームを楽しむことが不可能でしたので開発され、1989年に発売されたゲームボーイはゲームウォッチを進化させたものです。
最近、発売されているニンテンドーDS用ソフト『DS楽引辞典』では「ゲームウォッチ」と入力すると、「ボール」が遊べます。
また、続編として発売された『漢字そのままDS楽引辞典』でも「ゲームウォッチ」のゲームがそのまま楽しめます。


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